昭和45年1月12日 夜の御理解 (末永信太郎) №45-005
おかげを落としたとか、おかげを頂いたとかと申しますけれど、やはり、おかげを落とすということは、どういうことかと言うと、私、今日、今朝方、あの、お夢を頂いて、それがもう、大変な深い井戸にある人が落ち込んでいるところを頂きましてね。はあ、これは、そのどうして引こうかと、私思うとりましたら、そこをですね、這い上がってくるところを頂いたんです。
これは、深い井戸に落ちたということは、私は、おかげを落としておることだと思いますよね。けれども、それから這い上がって来たら、落としたおかげで、信心が非常に深いものになるということだと思いますね。だから、そういう意味で、一切がおかげと言われたのであって、もし、その深い井戸から這い上がって来きらなかったら、やはり、おかげ落としはおかげ落としだと思いますね。
これは、もうお互い、生身を持っとりますから、どのようなことに直面するか分かりませんけれども、そこから這い上がる力というものを、日頃鍛えておかなければいけないと思いますですね。どうぞ。